水、雨に濡れた場合
濡れた革が乾燥する時に変形し易くなるので形を整えながら乾燥させましょう。乾いたタオルなどで叩くようにして水分を取り除き、風あたりのよい日陰などで乾燥させます。また濡れた革は熱に非常に弱いのでむやみに高温にさらしたり直射日光に当てないように注意しましょう。 |
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カビが生えてしまった場合
高温、多湿、汚れの3要素が揃うと生えるカビは湿気を排除するのが一番です。まず、日陰の通気性が良い場所に干しカビを表面に浮かせ、起毛革系はブラッシングなどをして取り除きます。しかし、状態がひどいと革の内部組織にまで菌根が浸透し、復元は厳しくなるので早期発見、早期対処がベストです。 |
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革の色が落ちてしまった場合
汗や水などによる色落ち、直射日光下での色落ちの復元はとても難しいです。中でも皮膚に接触する部分(持ち手やファスナー付近など)特に多くの汗や皮脂の汚れが革に吸収されるため、化学反応によって変色しやすい(金具・金属なども)ので注意が必要です。革用クリームなどをすりこむなどをして栄養補給を施してください。 |
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革に傷がついてしまった場合
引っかき傷程度の浅いものなら、乳化性のクリームを刷りこめば復活します。(またオイルの多く入った革であれば表面を布で円を書くようにすり込めば傷の上にロウの膜ができ復活します。)傷をマジックペンなどでごまかそうとすると、そこだけ不自然にテカってしまい余計目だってしまう場合もありますので革専門の傷隠しを使う事をお進めします。 |
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ペンや、テカったこびりつきの汚れがついてしまった場合
皮革用消しゴムなどで軽く叩くようにして消去し、周りの革と馴染ませる事で目立たなくする事ができます。 |